Traceroute の仕組み(そして推測せずに読み解く方法)

Traceroute はパケットが通る 経路 を表示します。

Illustration of How Traceroute Works (And How to Read It Without Guessing) (1)

要点

  • 中間ホップのタイムアウトは一般的で、常に問題とは限りません。
  • レイテンシがどこで上がり、その後も 高いまま かを見ます。
  • 異なるネットワークで traceroute を比較して問題を切り分けます。

Illustration of How Traceroute Works (And How to Read It Without Guessing) (2)

Traceroute が測るもの(経路であって「速度」ではない)

Traceroute は TTL(time-to-live)を増やしながらパケットを送って、経路上のルーターに応答させます。 これにより次が分かります: - ホップの並び - 各ホップまでの概算往復時間

帯域幅を直接測るものではありません。

ホップがタイムアウトする理由(そして正常な場合がある理由)

多くのルーターは: - ICMP 応答をレート制限する - traceroute トラフィックの優先度を下げる - 探測への返信を落としても、実トラフィックは正常に転送する

そのため、あるホップで * * * が見えても自動的に障害とは限りません。

たいてい重要になるパターン

次のパターンのほうが重要です: - ホップ N でレイテンシが跳ね上がり、その後のすべてのホップで 高いまま 続く。 - ホップ N でパケット損失が出て、宛先まで 継続 する。

損失が中間の 1 ホップだけで、後続ホップが正常なら、そのホップが探測を無視しているだけかもしれません。

よくある用途

  • 「ゲームサーバーへの接続がラグい。」
  • 「自分の ISP からだとサイトが遅い/見られない。」
  • 「モバイルでは動くのに自宅回線では動かない。」

Traceroute は問題がどこにあるかの切り分けに役立ちます: - ローカルネットワーク - ISP 境界 - 中継トランジット - 宛先ネットワーク

Traceroute の比較(いちばん役に立つコツ)

次から traceroute を実行します: - 自宅 Wi-Fi - モバイルホットスポット -(任意)VPN

経路が変わって性能が改善するなら、問題は端末ではなくルーティング/ピアリングの可能性が高いです。

Traceroute を安全に共有する

Traceroute は次を明らかにすることがあります: - おおまかな ISP のルーティング - 一部構成での内部 IP

公開共有する場合: - 機密性のある識別子が含まれるなら、プライベート/内部ホップを削除する - 個人の身元と結びつく完全なトレースを公開しない

実システムでの実務的な意味

traceroute で問題のあるホップや宛先 IP が見えたら、IPVerdict で次を理解できます: - そのホップを所有する組織/ASN はどこか - それがトランジット/ホスティング基盤っぽいか

サポート報告に役立ちます: - 「問題はトラフィックが ASN X に入ったあたりから始まる」(高レベル)

よくある誤解

Q1:タイムアウトがあるのにサイトは動くのはなぜ? ルーターは探測への応答を拒否しても、トラフィックは転送できます。

Q2:Traceroute で障害箇所を証明できますか? 開始点の示唆にはなりますが、常に決定的ではありません。

Q3:宛先 IP が昨日と違うのはなぜ? CDN、anycast、負荷分散でエンドポイントが変わることがあります。

Q4:ホップ数が多いほど悪いのですか? 必ずしもそうではありません。ホップ数は性能と直結しません。

Q5:適当な宛先に traceroute していいですか? トラブルシューティング対象に限り、無差別にスキャンしないでください。

Illustration of How Traceroute Works (And How to Read It Without Guessing) (3)

制限事項

  • 一部ネットワークは traceroute の探測をブロックします。
  • 経路は時間とともに変わることがあります(ルーティング変更)。
  • ドメインへの traceroute はオリジンではなく CDN エッジに当たる場合があります。

免責事項

本ガイドの情報は教育および診断目的で提供されます。ネットワークの挙動は環境、設定、データソースにより異なるため、結果は決定的な証拠ではなく参考情報として扱ってください。

結論

これらの基礎を理解すると、ネットワークのシグナルをより自信を持って解釈でき、誤った前提を減らしてトラブルシューティングできます。

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